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仁川(インチョン)を散策後、帰国(このページ) |
インチョン市内を散策後帰国
中華料理屋や中国物産店があるものの、行き交う人も少なくさびれきった中華街の坂を登るとそこはマッカーサーの銅像が見下ろす自由公園。仁川の港が木々に邪魔されながらも見渡せる。丁度この旅行の直前に、テレビで仁川上陸作戦のドキュメンタリーを見たこともあって、ここに上陸艇で上陸したのかと思うと感慨深かった。最近の韓国では反米ムーブメントが高まっているが、朝鮮戦争にアメリカが参戦し、この仁川上陸作戦を成功させていなかったら、今の韓国の繁栄はないのではないか、もっとアメリカに感謝しても良いのではないかなどとよその国の事ながら思ってしまった。またあのとき、敵前上陸作戦に参加したアメリカ兵達は別に自国を守るためではない作戦にどのような気持ちで参加したのだろう。
自由公園がある丘を下り、旧済物浦倶楽部、中華学校などのクラシックな建物やレンガ造りの倉庫、ビラ風の民家などが残る街並みを散策する。日本の銀行の支店だった建物も残っているが、建物の規模は意外に小さく、銀行建築にありがちな周囲を威圧しているようではなく、住宅地に埋没しているような印象。ただその辺が寂れたのんびりしたムードとマッチしていたりする。もっとも残っているのがそういう建物という所もあるのだろうけど。
市場を見たところで、東仁川駅前から伸びているメインストリートにでた。ここでこのあとどう回ろうかしばし悩む。一つ目の選択肢はバスで月尾島(ウォルミド)に行きそこから船で空港のある永宗島に渡りどこから空港へ行く。2番目は食事をして市内をさらに散策し東仁川から空港行きのリムジンに乗る。3番目はバスで松島(ソンド)に行き仁川上陸作戦記念館を参観し、松島から空港行きのリムジンに乗るの3つ。 1番目の案はマニアックかつひねりが利いていて一番魅力的だったが、仁川駅前の観光案内所の話では、永宗島までは結構便があるものの、永宗島の船付き場から空港へのバスは1時間に1本かつ時刻も不明という訳で、距離は一番短いものの不確定。というわけで無難に2番目の案で行く決心をした。とそこへ松島へ行くバスが目の前に停まる・・・たった今、2番目の案にしようと決めたばっかりだったが、いざ松島行きのバスが目に入ると、気が付いた時には運賃箱に運賃を放り込んでいて、結局3番目の案にすることにした。 松島は遊園地やリゾート関連の食堂やら旅館などが並ぶ賑やかなエリア。そこを見下ろす丘に仁川上陸記念館は建つ。展示や屋外展示の上陸艇などを見おわり、空港へ向かうことにする。 空港へ向かうがしかし・・・ 東仁川駅発のリムジンの所要時間は1時間ほどと聞いていたので、松島発の空港行きリムジンもせいぜいそれに松島〜東仁川の所要時間(12分ほど)を足す程度だと思っていた。しかし松島発のバスは新興ニュータウンのような所にこまめに停まって行く。どうやらこのバス、空港リムジンという表示とは裏腹に市内(座席)バスがたまたま空港へ足を伸ばすといった性格のものらしい。しかも地下鉄に沿って走ったりするものだから、繁華街で渋滞している道ばかり通るので、距離の割にやたら時間が掛かる。 さびれ気味の仁川駅近辺のオールド仁川から現在の繁栄の中心地はソウルよりの富平などの地に移っていて、車の通行量も多い。その上この運転手、とても韓国のバスの運転手とは思えないほど慎重で安全運転な運転手だ。余裕を持ってバスに乗ったはずなのに、段々時計が気になってきた。そわそわする私を尻目にバスはまだまだこまめに停まっていく。2時間前に空港に着くつもりが、この分だと1時間前も切ることは確実。バスを降りてタクシーに乗り換えようか迷うが、優柔不断で決心が付かないうちにそのころにはもうバスは郊外に出て、今度はタクシーが拾えないリスクが気になる。結局このバスと心中することにしたが、乗り遅れも覚悟し、会社にどう言い訳しようかなんて考えたりした。(乗る予定の便は日韓線では最終便、翌日は月初で休みなんて取ろうものなら袋だたきに合いそうな位忙しい) 幸い仁川空港へ向かう高速に乗ると、それまでののんびり走行はどこへやら、韓国のバス本来の走りを取り戻し、爆走を始めた。お陰でカウンターには離陸50分ほど前に着くことができ、無事チェックイン完了。45分前で締めきりということで、ギリギリセーフだった。と書くとあっけないがかなりソワソワ、イライラ、バスの座席で悶えてしまった後だったので、ボーディングパスが出てくるまでは結構ヒヤヒヤだった。こういう経験は二度としたくないものである。
今回の旅行は短いながらも充実して実に楽しかった。今回訪れた街はいずれも再訪したいと思わせるような街だったし、全羅道はまだまだ訪れたいところが沢山ある。韓国ループはまだまだ続きそうな予感がする。 |
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