2006年1月 南インド旅行 | |||
ハイデラバード散策そしてチェンナイへ ハイデラバード旧市街 昼寝して元気になり今度は旧市街の中心にあるチャールミナールに移動。この周囲は商店が集まり歩くだけで楽しい一帯だ。チャールミナールはマーケット側から見ると周囲の建物に埋もれあまり高い建物に感じなかったが正面に回ってみると比較になる建物がないせいか堂々とした建物に見え、お気に入りの建物リスト入りしてしまう位気に入ってしまった。建物にこんなに引き込まれてしまうのは久しぶりだ。途中のテラスまでは上れるので上がってみたがここがまた活気あふれる町の様子が眺められて気に入った。ここでも長居してしまう
チャールミナールが建つ広場に面してメッカマスジットが建つ。このモスクも風格があってなかなか良いモスクだ。ちょうど良いタイミングでアザーンがなったが、哀愁がこもって雰囲気満点(聞くにはここをクリック)。モスクを出て旧市街を歩く。商店や職人が作業している工場などを覗くのは楽しい。
裏道や商店が連なる通りをウロウロしているうちに日没になったので、駅に向かった。もう一回駅の窓口に聞いてみると指定の号車を確認してくれ切符に書いてくれた。達筆で判読できなかったが・・・。とにもかくにも安心して夕食を食べに出かけた。実は今日一日朝の機内食以来何も口にしていない。そこで名物らしいチキンビリヤニをホテルのレストランで食べたのだが、お味の方というか単調な味付けでこれだけを食事とするには今一だったかな。これだったら普通の定食の方が良かったかもしれない。 そうこうしているうちに列車の発車時刻が近づいてきた。乗るのはチェンナイ行きのチャールミナールエキスプレス。長大な編成の列車だが私が乗るエアコン1Aクラスは半両分、10人しか定員がなかった。客車に張り出されている名簿にやっと自分の名前を見つけ乗り込む。 定刻に発車したが最初は自転車よりも遅いスピードできしみながらノロノロ運転でこの先が思いやられたのだが、次のシカンデラバードで大勢乗車した後(我がコンパートメントにもおじさんが入ってきた。結果的には4人コンパートメントに2人だけだったが)は本線に入ったのか列車らしいスピードになった。が、インドのこと、都市を出るともう全く真っ暗になってしまい車窓は面白くない。1Aクラスの客室はさすがに一番上のクラスということもあって快適だ。コンパートメントの構造は中国の軟臥等とほぼ同じだが、中国の軟臥がベッドも椅子も兼用なのに対し、インドの1Aクラスは下段の椅子が座ることを専用で角度も付いており、ベッドは背もたれを手前に倒してベッドとするタイプな為、座りやすさではインドのA1に軍配が上がる。更にトイレにシャワーが付いているのもポイントが高い。但しその日は猛烈な睡魔に襲われ、快適な車内を楽しむこともなくシカンデラバードを出るとすぐ眠りについてしまった。
目を覚ますともうかなり日が昇っていた。同室のおじさん(A氏さんとしよう)とはいろいろな話をした。Aさんは車や二輪車の販売会社を経営しているそうで「Kawasakiってなんて言う意味か」なんて聞いてきた。しばらく話していると給仕が食事の注文を取りに来たがA氏は奢ると言って聞かない。お言葉に甘えると米の粉をふかしたイドリィとワダなど南インド料理の朝食が次の駅で積み込まれた。美味しいチャイもあって満足。 車窓は椰子の木が茂っていたり田んぼが広がっていたりという風景の繰り返しで都市らしい都市も通過せずに昼前にチェンナイセントラル駅に到着。その間A氏はいろんな情報を教えてくれただけでなく、駅のクロークルーム(手荷物一時一時預かり所)が本来は列車で出発する乗客の荷物を預からない所、交渉して無理に預けさせるなど親身に助けてくれた。困ったときは連絡してくれと名刺を頂いて握手して別れる。
チェンナイに着くまではこの後マハーバリプラムの遺跡を見に行くか市内を見るか迷ってはいたが、A氏に市内を見て今のインドの人々を見て欲しいと言われたこともあって市内観光をすることにした。 風格あるチェンナイセントラル駅 |