←旅行topへ][↑サイトtopへ

2004年5月 韓国旅行
下関・門司
釜山を経て大邱へ
海印寺
公州・扶余(このページ)
慶州
釜山

公州・扶余

まずは腹ごしらえそして武寧王陵参観
疲れが出てたのか朝なかなか起きれない。やっと目を覚ましたころにはS氏は既に旅館の2階にある大浴場で一風呂浴びてきたようだ。私は昨日寝る前に内湯で入浴していたのでパス。2人で使うにはとても広くてなかなか居心地がよい部屋だったので、延泊することにしフロントに申し出ると「部屋を換えろ」という。恐らく昨日は団体が入っていて2人用の部屋は満室だったため、あの部屋があてがわれたのであろう。こっちは今から出るところだったし、荷物の移動も面倒くさかったので突然韓国語が全く分からない振りをしてそのままお金を払って出てきてしまった。

そうこうして儒城温泉バス停留所から公州(コンジュ)行きの市外バスに乗り込む。本日もあいにくの雨。朝から活動意欲減退ではある。1時間ほど市外バスに揺られて着いた公州バスターミナルでカルククスの朝食を取った。S氏はピビンパップを頼んだのだが、食堂のアジュマに混ぜ方が足りないとあとスッカラク(スプーン)を取り上げられグチャグチャに混ぜられた。エピソードとしては聞いたことがあっても、実際にお節介アジュマに混ぜられるのは初めて見た(笑)。お腹が一杯になったところで早速本日のメインイベント、武寧王陵へタクシーで移動。

まずは付属の展示館でレプリカの玄室や出土品を見る。ボランティアのバッチをつけた案内係の上品なおばさまが日本語で説明してくれる。完璧な日本語ではないものの一生懸命説明してくれるので、当たり前だがちゃんと聞いていなくてはならない。発見された当時のままを再現した玄室など、規模の割に展示が充実している展示館なのと、説明自体面白く拝聴したので、かなり体力は消耗したのだが・・・しかし展示はすばらしかった。国内の同種の所行っても訳の分からない展示やそれ自体ないところが多いが、少し見習って欲しいものである。説明を受けた後は外の古墳を見に行った。今でこそ芝が植えられ、誰が見ても古墳といった様相であるが、発掘当時は木が生い茂り中には墓として認識されなかったものもあったようである。

展示館と古墳を見学した後は、近くの公山城に向かう。山城で、錦江が眺められると言うことだったが、雨による霞で何も見えない。建造物もつい最近「新築」されたようなものであまり興味も起きない。公州市内を歩くことも考えたが、雨にぬれてどうでも良いような気分になってしまったことと、市外バスターミナルが近いことあり、歩いて市外バスターミナルに向かって次の目的地、扶余に向かうことにした。
玄室を再現した展示 武寧王陵他古墳群。
武寧王陵エリアのゲート 折角眺望がいいらしい展望台からは・・・何も見えなかった
扶余
扶余は大学時代初めて韓国訪れて以来12年ぶり。そう言えばそのときも雨だった。一応観光地なのだが、行政区分上は市レベルの下の郡に属している形からも分かる通り、かなりあか抜けない田舎ムード満点な街並み。ここで食事を取ることにしたが、その土地の美味いものが食べたいと希望するS氏が魚を食べたいと言い出す。そう言うときに限ってなかなか目当ての店は見つからないものである。やっと見つけたお店は魚は魚でも海の魚を出す店・・・当初川の魚を食べるはずなのに、結局アグタンを食べたので、遠く離れた海のアンコウを食べる羽目に陥った。S氏のご機嫌が斜めになったことは言うまでもない。
扶余へ向かう市外バス あか抜けないところが良い味出しているバスターミナル周辺の商店。
定林寺址。意外に気に入ってしまった 定林寺の石仏

ともかくも満腹になったところで観光開始。まずは定林寺址の石仏。誠に申し訳ないが、仏さんの神々しさがないところが逆に親しみが持てたりする。伽藍の跡も却って建物などがないことで往事はどんなだったかのか想像する分にはいい。しばらく過ごしたあとで博物館へ向かったが・・・閉館の表示。連休で曜日の感覚が狂っていたが、今日は月曜日。韓国の博物館も日本同様月曜休館が多いのであった。なんとも間の悪い我々。仕方がないので、扶余の定番スポット、扶蘇山へ。

錦江の流れが見下ろせる落花岩へ向かったがやはりここも雨でもやっていて今一眺望が優れない。しかも12年前来たときはなかったはずのコンクリート橋が錦江を横断しており、せっかくの眺めを台無しにしている・・・もののゆったりと大陸的な流れの風景はやはり気持ちが良い。私的には小一時間でもぼーっと景色を眺めていたいところだが、同行のS氏はもはや眺め飽きたようである。同じ道を引き返すのも癪なので川に降り遊覧船に乗ってみた。値段の割にあんまり面白くない遊覧だったが、下船地点がバスターミナルに近いのが救いだった。(しかしその辺りにはさんざん探していた川魚を食べさせる店が何軒か有った。ごめんなS氏、下調べが不足で・・・)

落花岩から見た錦江の眺め 錦江の遊覧船より
大田の繁華街 最後の〆は焼き肉

扶余の町に別れを告げ市外バスで大田に戻り、大田の繁華街で焼き肉を食した。宿に戻って来た時には、雨のなか歩き回ったせいかぐったり。



旅行topへ戻る 次(慶州)へ進む→