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全州

全州に到着 麗水を出て２時間で全州到着。駅は中心部から離れているためバスで移動。全州は全羅北道の道庁だが、第一印象は程良い「町」。さびれた田舎という雰囲気はないけどかといって、がつがつした都会でもない、とても居心地がよい感じの町だ。道庁前でバスを降り、しばらく市場や城門の豊南門〜殿洞聖堂(中心部にある戦前立てられた教会）のあたりを散策。李朝始祖の李成桂の肖像を祀る慶基殿周辺では丁度全州豊南祭という祭りが行われていて、屋台がでてたり韓国相撲と紹介されることが多いシルムの大会などが開催されていたりと賑やか。シルムは初めて見たが、組んだ状態で始めて投げで相手を倒すと勝つので、相撲と言うよりは柔道の組み手のような印象をもった。 全州駅。KTXの駅と違って伝統色を前面に出しているので落ち着いた雰囲気を醸し出す。 全羅北道道庁。 豊南門周辺の市場 豊南門。祭りのテントがちょっと邪魔・・・ シルムの大会。因みにその辺の学生が出場しているようなかんじでした。 シルムを観戦する人たち 慶基殿の建物 慶基殿の前の通りはお祭りの屋台やブースが出ていた 中心部にそびえる殿洞聖堂。レンガ造りで威厳十分な建物。 殿洞聖堂の内部 慶基殿でシルムを見た後は韓屋マウルと名づけられているエリアへ行く。韓国伝統建築の住宅が連なっている街並みということだったので、全州に来たお目当ての一つだったのだが、ちょっと期待はずれの感じ。確かにいい感じの家はあるのだが、全体的には味気ない塀で囲われていたりして今一雰囲気がうっとりするほどではない。まぁ普通に生活している町中の住宅街ではあるので、仕方がない面があるのは確かだ。地区のはずれにある儒教の学校だった郷校まで歩き、儒教が国教だった李朝時代に思いを馳せたあと、高台に上って韓屋独特のそりあがった屋根の曲線美を楽しんだ。 韓屋マウルの街並み 郷校。訪れる人もなく物思いにふけるには最適の場所だった 高台から韓屋マウルを見下ろす 残念ながら残っている韓屋自体の数はそれほど多くはない。 商業施設に改造された韓屋の民家もある 家族会館でビビンパップを食す さて見るべきものを見たあとは当然腹ごしらえ。全州に来たお目当てその２のピビンパップを食すことにする。お店も色々あるのだが、立地とチェーン展開していなそうな店という基準で道庁裏の家族会館（カジョクフェグァン）にした。野暮ったい店だったがさすがにビビンパップは美味しい。ただ石焼き（トルソッ）とそうじゃないのが選べたので石焼きにしたのだが、やはり正統な全州ビビンパップは石焼きじゃ無いとでも言いたいのか、石の熱し方が十分でなくお焦げ状になってくれなかったのが残念。普通そうだと美味しいとは思わないのが常だが、それでも美味しかった事からもいかに美味しかったかが分かるであろう。そしてビビンパップの他に一緒に付け合わせで出てくる小皿（バンチャン）が15皿も出てきた。しかもどれもが美味い！普通これだけ出てくると中には苦手だったり好みじゃないのが含まれたりする物だが、ここのはどの皿も美味しく完食してしまった。（但し午後２時まで空腹を我慢していた状態だったことを一応断っておきます。あとで行ってみて不味かったぞというクレームは受け付けません（笑）） ビビンパップと付け合わせのおかず。 主役のビビンパップ。コチュジャンが程良く熟成されているものを使っているので辛味と旨味が同居していた。 バンチャンを用意する厨房が食卓の目の前・・・ 本来は全州は泊まって、郊外の馬耳山なども含めてじっくり楽しむべき所だと思うのだが、いずれまた来ることにして今回はお腹が一杯になったところで、次の都市へ移動すべく高速バスターミナルへ。今日の夜は韓国のプロ野球を見ることにしていたからである。この日試合が開催されていたのはソウル、インチョン、テグ、テジョンの４都市。インチョン空港から最も遠いテグは除外し、出来れば日本のロッテとの比較をする意味でも韓国のロッテの試合（対ＬＧ＠ソウル蚕室野球場）が見たいなぁと思って切符売り場に行くと丁度５分後にソウル行きのバスが出ると判明。早速切符Ｗ15,000也を購入すると最後の一枚だったらしく、窓口嬢は次発の時間の表示を変えた。次のバスは３０分後だったから得した気分だ。 高速バス車中で流れていたテレビではわざわざ竹島／独島で結婚式をした夫婦のドキュメンタリーが流れていたりして少々居心地が悪かったが、一般車の渋滞を尻目にバス専用車線を突っ走り、２時間４０分で江南のソウル高速バスターミナル着。地下鉄で蚕室野球場最寄りの総合運動場駅まで行き、早速野球観戦と相成った。 渋滞を尻目に（やや抑え気味に）快走する高速バス

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