2005年GW 韓国旅行 | |||
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仁川市内を散策後、帰国 |
韓国プロ野球LG×ロッテを観戦
18:30試合開始でスタンドに入った時点では既に1回の表のロッテ攻撃中だった。蚕室野球場の外野スタンドは日本の野球場と比べるとかなり傾斜がきついけど、個人的には見やすく感じる。この傾斜やスタンドに付いている柵が低く視界を遮る物がないことなどの感覚は横浜スタジアムが最も近いか。スタンド自体が高い位置に設置されているためグランドからみるとフェンスが高く、スタンドからはフェンス際のプレーが死角となって見えなくなってしまう点も似ている。11年前の前回観戦時は内野席が応援席となっていたが、今回は外野席が応援席となっていた。韓国のプロ野球の場合、応援団が球団のオフィシャル的なもので応援席にステージを設置し、大音響のシンセサイザーを使い、応援リーダーとチアリーダーがパフォーマンスを繰り広げる。この応援リーダー、試合終了まで一人でエネルギッシュに動き回り大変そうである。一方チアリーダーはたまにダンスを披露するくらいなのでそれほど疲れなさそうではあるが・・・ホームチームのLGのステージは随時その模様がスコアボードのスクリーンにも投影される。 シンセサイザーの音楽とスティックバルーンの応援なので、トランペット主体の日本の野球よりかはバレーボールのVリーグの雰囲気。しかしスティックバルーンの叩きかたやコールなどはやはり野球の応援といった感じ。韓国の人名はみんな三文字なので「チェギム(選手名) アンタ(安打)!」など応援にノリやすい。これはLG側でやっていたのだが、花火や手元のライターで炎を出すような応援も有り、これは日本じゃ絶対許可されないだろうなと思う。 客席のほうは私がスタンドに入った頃はステージの正面を除いて空席が結構あったが、徐々に埋まっていき三回にはほぼ埋まる。韓国の観衆は日本と比べてもスロースターターのようである。しかし野球を見るものとしては満員で見られないのも困るが空席が目立つのも寂しいので、理想的な客の入りだ。日本のロッテも好調だが、韓国のロッテもここまで6連勝中と好調。そのためか、それともビジターでたまにしか来ないロッテ目当ての釜山出身者が来るためか、ホームのLGよりかはビジターのロッテサイドに入る観客の方が多く、内野自由席も最上段までほぼ埋まっている。
試合の方は3回、4回にライアン、ペロウ両外国人のソロHRでロッテが2点を先制。ロッテが得点すると「釜山港へ帰れ」の大合唱。(あと曲名は知らないが釜山カルメギ(カモメ)を連呼する歌も歌っていた)しかし直後にLGが連打で効率よくランナーを返し同点。次の5回裏LGはランナーをおいてセンターへの取れそうだったけど取れなかった当たりをマティオが放って逆転。 5回終了後グランド整備時には、にライトLG側スタンドのステージにカップルが出てきて、司会者が向かい合わせて上から紙を落としそれをお互いの口で捕らえるというお馬鹿な余興をやっていた。わざと1,2,3とコールするタイミングをずらしてキスをさせるというお約束的なギャグで場内の笑いを買う。 8回にはロッテのまずい守備からLGはもう1点奪ってこの時点で4-2。最終回ロッテは二塁打、内野安打、四球、内野安打で一点を返しなおランナーが貯まり二死ながら一打逆転のチャンス。レフトスタンドのボルテージは最高潮!一球一球の結果にハラハラするこれだから野球は面白いという展開になってきた。しかし今日HRを放っているペロウの当たりはセンター返し、抜けた!とレフトスタンドの誰もが思った瞬間セカンドが好捕しそのまま二塁送球ゲームセット。負けてはしまったけど最後は盛り上がって楽しい試合だった。(因みに帰国後最初に見た試合で日本のロッテの大型連勝も停まってしまい日韓のロッテの連勝を停めたことになってしまった)
さて楽しかった試合も終わり(結局4時間近い長い試合だった)今夜の宿を心配しなくてはならなくなった。江南地区に心当たりがあるような旅館でもあれば良いのだが、あいにくないし明日はインチョン市内を見る予定もあったのでインチョンに向かう事にした。ちんたら走る2号線でぐるっと回り、シンドリム(新道林)駅で1号線のインチョン行きに乗り換える。この構図映画猟奇的な彼女のような感じである。勿論魅力的な「彼女」がいるわけではないのだが、あの映画のようにふと足元見られて1泊40,000ウォンだとふっかけられないか心配になる。終点のインチョンまで行ってしまったあとで気に入った旅館が見つからなくても折り返しの電車が有るとは限らない。そこで途中旅館が沢山見えるところが有ったらそこで一旦下りて宿探しをすることしようと行動計画を練った。 すると早速車窓から旅館を表す温泉マークが何軒か見える駅に到着。躊躇したが降りてみることにした。駅名表示をみるとヨッコク(駅谷)。いかにも連れ込み宿風な所を避け、真面目そうな旅館に入ったのだが、部屋には見たとたんドッと疲れが出てしまうような、「いかにも」ラブホテルといった感じの丸いベッドが鎮座している。道理で宿のアジュマが「ホンジャソ?(一人で?)と聞いたわけである。しかし20,000ウォンという価格とどうせ寝るだけだというあきらめに負けて、アジュマに10,000ウォン札2枚握らせ、「アンニョンニチュムセヨ(お休み)」といって扉を閉めた。安眠できたから別に良いんだけどね。睡眠不足に歩き回った疲れが出てシャワーを浴びたらすぐ寝てしまった。 ヨッコク駅近くの旅館。丸いベッドで一夜を過ごす・・・ |
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