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2001年アメリカ旅行

惜別イエローストーン

昨夜は14マイル(22キロ)で済むはずが66マイル(105キロ)も遠回りを強いられたためグッタリ疲れてしまった。それまでもしかしたらカナダ国境にあるグレーシャー国立公園まで行けるかも、と思っていたがこの時点で完全に断念した。仮に行けたって行って何も見ずに戻ってこれるかどうかくらいきつい日程だったからこれは仕方がない。1週間でこの二ヶ所はなんとか回れないことも無いが、最初からそのつもりで駆け足で見学する必要があり、自然をゆったり楽しむという、ここならでは楽しみ方ができなくなってしまう。結局イエローストーンをもう一日じっくり見たあと、公園の北側に抜け、モンタナ州〜アイダホ州をドライブを兼ね少し大回りする計画を立てた。

当初は考えていなかった一日の余裕は、前はさっと流して見ただけだったプール群をじっくり見て、オールドフェイスフルの噴出をまた楽しみ、博物館やゼネラルストアを冷やかして過ごすことに費やした。アッパー、ロウアーの上下の滝も展望台から見たがロウアー滝は「アンクルトムズトレイル」と呼ばれるコースをたどって滝壺近くへ。トレイル入り口に「心臓疾患者は通行禁止」の看板が出ているくらい急なトレイルで、特に下半分は崖に非常階段を取り付けたような感じ。気軽に下りていったが典型的な行きはヨイヨイ帰りは・・・だった。イエローストーンのロウアー滝は、幅と水量はそれほどはないので、遠くから見ると迫力という点では今ひとつだが。近くまで来て、しぶき一つ一つがどう落ちていくか見える所まで来るとさすがにナイアガラの2倍の落差があるという滝の迫力が伝わってくる。
アッパー滝。湖から緩やかに流れてきたイエローストーン川はここで岩にぶつかり曲がりながら落下。ロウアー滝より高さはないがねじれながら落ちるので迫力はある。
ロウアー滝。到着翌日には北側の展望台から見たが今度は南側の展望台から。
公園の北口のルーズベルトアーチ。

ボウズマン(Bozeman)へ
さて今日の宿はまだ未確保だったので、ロンプラをひっくり返して電話で問い合わせ、空室があったモンタナ州のボウズマンの町のモーテルに泊まることにした。公園の北口(正門のようである)のルーズベルトアーチを出ると、ガーディナー(Gardiner)の町(というより集落)。ウエストイエローストーンのように、宿や公園内では自由ではない乗馬や釣りなどのアクティビティを提供する施設が門前町のように広がっている。そこを抜けるとあとは放牧地が広がるような田舎だ。うっそうとした針葉樹林が茂る公園からだいぶ標高が下って来たこともあってかなり乾燥している草地の印象だ。1時間ほど走ってリビングストンの町に出る。ここでシアトル〜シカゴ〜ボストンを結ぶインターステート90に乗ってボウズマンの街へ。予約していたモーテルに泊まる。
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