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2001年の連続休暇は、異動して初めての休暇ということもあって他の人が選んだ残った日から選ぶことになった。しかしこれが不幸中の幸いというか、チケットが安い六月に休みが取れることに。大きい声では言えないが、業界的にこの時期はボーナス運動などがあって支店じゃ休みは取れないけど、本部の特権を早速利用してしまった。 行き先はロシアとかインドに行きたかったのだが、休みの日程が決まってから時間的余裕がなかったのと、異動して初めての休みで病気に罹っては立場がなくなるので、結局アメリカに行くことにし、昔から行きたかったイエローストーンをメインにすることにした。イエローストーンはアメリカ北西部、ワイオミング州を中心として周辺のアイダホ州、モンタナ州にも一部かかっている場所にある。広いアメリカでも辺鄙な所で、周りには名前を知っているような都市がない。これがイエローストーンが、ヨセミテやグランドキャニオンなどと比べるとイマイチマイナーな地位に甘んじている理由かもしれない。 飛行機が飛んでいてレンタカーが借りられるゲートウェイ都市としてはソルトレークシティーを選んだ。距離だけでみればゲートウェイとなる町はコッディーやボウズマン、ウエストイエローストーンなどほかに近い町もあるのだが、いずれも「町」レベル。「都市」レベルで一番近いのはソルトレークシティーであるからだ。都市レベルならばフライトやレンタカーなどの選択肢が広がるし予約も取りやすい。一方距離が離れているので時間的にはロスになる。チケットを取った時点ではまだ具体的な細かいプランは未定だったこともあって一番「つぶし」が効くソルトレイクシティーにした次第。 日本から到着した日に取りあえずイエローストーンとソルトレークシティーとの中間点にあるアイダホフォールズまで行くことにし一泊目の宿を予約。アメリカの国立公園の中は環境保護の観点から宿泊施設は非常に少ない。今回もピーク期ではないとはいえ、園内の宿泊施設は既に満室。唯一、二日目だけ空室があったのでそこを確保し、あとは公園の門前町であるウエストイエローストーンにもう二泊。あとは予定が未定(気が変わればモンタナ州北部のグレーシャー国立公園に行くかもなど)なので現地手配にすることにした。宿やレンタカーの予約は全てネットで済ませ、いざ出発!
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