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2005年GW 韓国旅行
ソウルへ
ソウル散策とオフ会(このページ)
麗水
全州
韓国プロ野球LG×ロッテを観戦
仁川市内を散策後、帰国

ソウル散策とオフ会

ウンヒョングン
地下鉄安国駅の近くに李朝末期に権勢を振るった大院君の屋敷がウンヒョングンとして公開されている。昔のガイドブックには女子大の構内で一般観光客は見られないように書いてあった気がするのだが、韓屋の母屋部分を修復や復元、整備(新しく感じるのでかなりが復元だと思うが)して公園として公開したようだ。去年の秋にも訪問しようとしたのだが、月曜で休園だったため今回がリベンジと相成ったのである。韓屋のお屋敷建築を見ることが出来るのだが、本を持ってくれば読書などするにはいいなと思わせるような、ソウルの喧噪が嘘のように非常に静かな空間。平日の昼間という条件のせいが多大なのだろうが、南山の韓屋マウルなどと比べても非常に落ち着いていて、気に入って長居してしまった。
ウンヒョングンの韓屋 落ち着いた雰囲気につい長居。でも敷地に隣接して立っている洋館が気になる・・・
安国駅の入口付近に大勢の戦闘警察が盾を持って警備していて何事!と思ったら、駐韓日本大使館付属の広報文化院だった。 現代本社。かつて栄華を誇った財閥も「現代」と彫られた大きな石の表札(?)は無くなっていて、入居している役所の看板が掛かっていた。
曹渓寺近くには仏具店が並ぶ 釈迦誕生祭用の仏像。失礼ながらありがたいと言うより可愛いデザイン
オフ会に参加
ウンヒョングンを出て周辺を散歩し、とんびさんのサイトのオフ会の待ち合わせ時間が近づいてきたので鍾路へ戻る。但し、オフ会といっても参加者はあいにくとんびさんと私のみで、男2人のデート(苦笑)となったのだが・・・とんびさんとは掲示板などネット上では大変お世話になっているが、実際にお会いしたのは初めて。最初は正直話題が持つかななど不安だったが、実際にお会いしてみると、旅行してきたエリアなどが似ていたりすることもあって、話題には事欠かず、その不安は杞憂だった(むしろかなり長い時間お話したにも関わらず、時間が足りなく感じたほどだった)。チョンノ近辺でサムギョッサルとカルククス、伝統喫茶店のお店をはしごしたのだが、非常に楽しく過ごすことが出来た。この場をお借りしてとんびさんに感謝いたします。
鍾路の角に立つ普信閣。新年の鐘突きが有名。 オフ会の一次会はサムギョッサル。メニューをメモるのを忘れたが、キムチ味&ワイン漬けだったかと思う
二次会で食べたカルククス。あっさり味でサムギョッサルの後のお口直しには最適だった。 伝統喫茶で飲んだスジョンガ。シナモンと生姜が効いてて身体によさそう・・・
夜行列車で麗水へ
とんびさんと別れて龍山(ヨンサン)駅に向かう。龍山駅22:50発の麗水(ヨス)行きムグンファ号1483列車に乗るためだ。余裕を持って龍山駅に着くであろう地下鉄1号線に乗ったはずだったが、ソウル駅手前でノロノロ運転し、一時は乗り遅れを危惧した。このあたり余裕を持たなくてはと思いつつもいつも失敗してしまう。幸い龍山駅が連絡橋で隣接するホームに回れば済む構造だったこともあり、ギリギリ乗り込むことが出来た。これがソウル駅のように、地下鉄と乗り換えるのに一旦駅前広場に出て、列車種別別の改札を探してなんていうふうだったら乗り遅れる所だった。

今回の旅行の主目的地は中央部に位置する全州(チョンジュ)でこの列車も通るのだが、深夜非常識な時間に駅に立つことになるので、終点の麗水まで行って折り返す事にした。そんなことしなくてもソウルに泊まって翌朝移動すれば良いじゃないかと思われるかもしれない。確かにその通りなのだが、そうすると今度は寝坊や朝起きてもうだうだしてたりする等していると(そして往々にしてそうしがち)全州到着がお昼になる。そうなると夕方から野球を見ることにしていたため、そちらに影響が出る。いわば欲張りな妥協策として夜行列車を選択したのだ。

さらに今回私が乗るのは韓国でも絶滅寸前の寝台車。終点の麗水到着が4:18と早すぎるのがネックだし、正直言って寝台料金のW31,300というのは、韓式旅館と比較すると決してお得な選択でないのは分かっていたのだが、2日目を元気良くフルに利用するために奮発した。

寝台は中央の通路を挟んで進行方向に平行に二段に並ぶ。扉がアコーデオンカーテンである以外はほぼ個室といった構造の空間で、読書灯や目覚まし時計やコンセントがついている。また他の一般車両とは行き来が出来ないよう通路に鍵が掛かっていることと、車内放送も流れないので、非常に静かで寝るという観点からはとても優れている。龍山を出発して30分ほどで眠りに落ちてからは、翌朝4:20頃(列車はやや遅れて4:30頃麗水到着)に車掌に揺り起こされるまで期待通り熟睡することが出来た。決して十分な睡眠時間が取れたわけではないが、座席車で夜通し乗った時(しかも恐らくガヤガヤ騒がしい)とは疲れが断然違い、寝台を奮発した甲斐があった。
乗車した寝台車。車掌にすぐ乗車を促されるほど発車ギリギリに滑り込む。(龍山駅にて) 寝台内部(上段)。天井が低くやや窮屈なものの、眠るだけなので十分。(下段は天井が高いが10,000ウォンほど高い)
寝台は最後尾に連結されているため、後方デッキは展望車のような感じ。



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